(伊雜宮から



7.25(日)

伊射波(いさわ)神社



鳥羽に入って道に迷って、というか、

グーグルマップが示す経路は、全く違って、

やっと駐車場に着いた。


さっきは「いざわ」、こっちは濁らない「いさわ」。


地名は安楽島と書いて、あらしま。

古名は粟嶋とのこと。


加布良古崎にあり、

地元では「かぶらこさん」と親しまれている。


駐車場に案内板があった。


岬にある神社まで徒歩25分、

暑いが頑張っていこう!


しばらく歩くと、浜辺に出た。

家族が一組、海水浴を楽しんでいる。


この浜の石を持ち帰ると、

必ず腹痛をおこすらしい。



鳥居が海に向かっている。


昔の主要な交通機関は船だろう。

人々は船で参拝に来てたに違いない。


石畳の古道

暗くて薄気味悪い。


着いたようだ。

人気が全くない。


御祭神


延喜式神名帳にある大二座の一つは、

稚日女(ワカヒメ)尊とされる。

加布良古大明神、志摩大明神とも呼ばれ、

志摩の海上守護神。



もう一つは伊佐波登美(イサワトミ)尊。

同じ安楽島の贄の本宮に祀られていたが、

本宮が衰退し、こっちに遷座されたらしい。

玉柱屋姫(タマハシラヤヒメ)命はその妃。



小一座とされるのが狭依姫(サヨリヒメ)命。

宗像三神の市杵島比売の別名。

加布良古崎前の島にあった

神乎多乃御子神社の祭神だったが、

戦国時代、地震で水没。

御神体(石体)は村人に見つけられ、

当社に合祀されたとのこと。



本殿に参拝する。


古代から由緒正しき式内社(大)、

かつ一宮とは、とても思えない。


その辺にどこにでもある

フツーの神社といった佇まい。


もっチョット、どうにかならんもんでしょうか。


浜に戻り、加布良古崎を振り返る。


宮司のお宅が安楽島の集落にある。

御朱印の無人配布所。



鳥羽を過ぎて伊勢に入る。


明日は月曜日、

宿は、いつになくスムーズに予約できた。


ホテルキャッスルイン伊勢

この旅で初めてのビジネスホテル。


「ぎゅーとら」で買い物して、

部屋食とした。



内宮へ