(阿須賀神社から


7.25(日)

花の窟神社



翌朝、はまの家を発って、R42を北上。


早朝にもかかわらず、次から次に

国道を横切って、海へ向かっている。

何だろう。


どこかに止って海を見みようと、

左折すると、すぐ神社があった。

花の窟神社。

なんだか由緒正しそうな雰囲気だ。


神社の駐車場までバックし、まずは海へ。



どうやら浜のゴミ拾いのようだ。

熊野市民の皆様、大したもんです。


防風林で海は見えないものの、

昨日から国道は、真っすぐだった。


それもそのはず、美しい七里御浜が

延々と伸びている。


太平洋から来る大波。

まぶしい、北東方面


明るい、南西方面。

海は大きいな~


ちょっと、声をかけると、

やっぱり清掃活動だった。

お疲れ様です。


たまたま見つけた花の窟神社



厳かな雰囲気

行ってみよう。



説明書があった。

ボロボロで読みにくいが、、、

な~んと日本書紀に出てくる

イザナミの埋葬地とのこと。


毎年2月と10月に、お綱かけ神事が行われ、

180mの大綱に花や扇を括りつけ、

岩の上から引き延ばす。


こんなことらしい。

この神事も日本書紀に書いてあるそうだ。



奥に入る。


本殿はない。

岩が御神体だ。


太古の自然崇拝はこのようなものだろうか。


なんだか厳かな雰囲気がある。


御神体の高さは45m


日本書紀を引くと、

「イザナミが火の神を産むとき、

からだを焼かれて亡くなった。

紀伊国の熊野の有馬村に葬った。

この神をお祭りするには、

花のときに花をもってお祭りし、

鼓、笛、旗をもって歌舞して

お祭りする。」とある。


これはひょっとして、

物凄く古い神社なのではないか。



ついでに、説明書きにあった産田神社

にも行ってみた。


産田神社


拝所は白玉石が敷き詰められ、

土足厳禁となっていた。


熊野では日曜の朝は清掃タイムなのか、

神社でも掃除があっていた。


イザナミはここで火の神を産んで亡くなり、

花の窟に葬られた。


古代には建物はなく、

「ひもろぎ」と呼ばれる祭祀台に、

注連縄を張って神様を迎えた。


この付近では、

先史時代の土器が出土するらしい。

そうとう古い土地のようだ。



熊野市を出て高速に乗り、

尾鷲にちょっと立ち寄る。


この辺の山は、木のない地肌も緑。

シダ類のようだ。


日本有数の多雨地帯。

山が崩れても、直ぐに植物が

生えてくるのだろうか。


紀伊長島で高速を降り、

道の駅「マンボウ」で休憩。


これから志摩の海岸道路を行く。



伊雜宮へ