2016.9.8〜11


同級生のOさん、同僚のKさんと表銀座を縦走する。


今回珍しく用意周到で、福岡松本間の往復航空券や初日の中房温泉の宿泊は、

2ヶ月前に予約完了。 

さらに、前もって山道具を宅急便で配送する準備の良さだった。


しかし、直前になって台風発生。 

飛行機が欠航しないか心配されたが、予定通り飛んでくれた。

これもやはり日頃の行いの賜物だろう。



【1日目】

福岡空港で早速乾杯し、穂高駅前のそば屋で憩い、中房温泉で前祝、熟睡。



【2日目】

早朝5時前、まだ暗いうちに中房温泉を出発。

9年ぶりとなる合戦尾根を上る。




だんだん明るくなってきた。

山道は花崗岩質の砂地、周辺はシラビソの森。爽やかでとても気持ち良い。


第2ベンチで朝食。

中房温泉の弁当は、山菜おこわが2個とカロリーメイトだった。

カロリーメイト? いくらなんでもちょっと手抜きじゃないの。中房温泉さん。




第3ベンチで休憩。 燕山荘までちょうど中間地点だ。



 

スイカまでもうちょっと。



 

ガスが晴れてきて、向こうの尾根が見えてきた。

あの山は? 今日のゴール、大天井岳だ!



 

ようやく合戦小屋についた。スイカ800円也。

塩をかけていただく。




かぶりつけば甘くてジューシー、果汁が迸る。 とても美味い! 

北アルプスに現れたスイカトリオ。ごきげんだ。



 

さらに合戦尾根を上って行くと、Oさんが尾根の向こうに尖峰を発見した。

あれは? 槍だ!

小槍も見える。




燕山荘が近づいてきた。

まるで天空の山城のようだ。




ついに表銀座の稜線に出ると、驚きの山岳風景が広がっていた。

わぁ!すごい! 歓声が上がる。

槍、双六、三俣蓮華、鷲羽など北アルプスの山々が並んでいる。




そして北方の稜線上に、燕岳が聳えている。

白く美しい山だ。 花崗岩の風化によるものだろう。



 

槍つまみ



 

ザックを下ろし、軽荷で燕岳へ向かう。 早速、イルカ岩が歓迎してくれる。




まったくもって白く美しい山である。 天空の白砂青松を行く。




花崗岩の風化による造化の妙  芸術的な燕岳



 

燕岳山頂にて  遠く九州からやって来た精鋭3人  遠く槍ヶ岳をバックに




魅惑の稜線、表銀座が伸びている。  燕山荘、大天井岳が見える。

稜線の東側には常にガスが湧いている。



燕山荘に戻って昼食とする。 

カツカレーが出てくるまで時間があり、ついつい生ビールに手を出してしまった。

あらあらワインにも−−−−、9年経っても全く成長していないらしい。

なかなか我慢ならない。




ちょっと酩酊して縦走再開。 これは蛙岩かな?振り返る。


 

最後の大天井の上り。 なかなかきつい。 もう少しだ。



今日の宿、大天荘に到着。 お客さんはそこまで多くない。




日の入りを狙って、大天井山頂へ向かった。




大天井岳山頂から日の入りと槍。

ガスの間から、ようやく槍が顔を覗かせた。 




明日も良い天気でありますように。 落陽に祈る。



 

日没後になってガスが取れ、槍の全貌が見えてきた。




大天荘に戻り、早速宴会を始める。

3人それぞれいろいろ御馳走を持参した。

Kさんの生野菜を美味しくいただく。

満腹となり、外で星月夜を眺めながら一服。 

そして、Goodnight。

 
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