【3日目】


自分で4時起床と言っておきながら、耳栓の効果絶大で寝坊してしまった。

な〜んと周りには誰もいない。時間を見ると4時40分だ。

日の出は5時20分。慌てて起きて大天井の山頂に向かう。



 

日の出前、槍をバックに山頂スペシャルショット。 

どうやら今日も天気良さそうだ。 台風が大気をきれいに掃除してくれた。



 


今日の縦走路、喜作新道が見える。

その奥に日本山岳の核心、槍穂。 




夜明け前。 雲海に八ヶ岳が浮かぶ。 手前は東天井岳。




同じく夜明け前。 富士、南アルプス。 手前は常念岳。




まだ夜明け前の槍ヶ岳。 大気と雲と山の色が刻々と移ろう。 




出た! 浅間の左上に出た。 ただ祈らざるを得ない。



 

山々に陽が差し始めた。 北アルプスのお目覚めだ。




北方の立山剣をクローズアップ。 遠目にもボリュームがある。




大天荘に戻って朝食。

穂高を眺めながら、パンとコーヒー。 

前穂、吊尾根、奥穂、北穂。 ジャンダルムも見える。



 

完全に夜が明けた。 槍穂。 今日の晴天は約束された。




大天井ヒュッテの手前から、鷲羽、水晶、野口五郎の御三家。




さらに、双六、三俣蓮華。 手前の硫黄尾根が明るく目立つ。



 

ビックリ平に到着。 

その名の通り、不意打ちの大観にビックリ! 槍が間近に迫ってくる。



 

北穂がどっしり構えている。




喜作新道から槍ヶ岳。 

天上沢からそのまま突き上げ、北鎌、東鎌の両翼を広げる。

日本山岳のシンボルタワー。



 

大天井を振り返る。 どっしり横たわる。



 

見る度に目を見張り、何枚も撮ってしまう槍ヶ岳。




また、撮ってしまった。

麻薬のように習慣性があるのか。

槍の同じような写真が何枚もあった。




西岳は荷を置いて、軽荷でピストンした。

西岳山頂のスペシャルショット。 天空の3人、錚々たるメンバー。


ヒュッテ西岳のベンチで昼食とした。 

Kさんからもらったくまもんラーメンと焼ビーフン。

東鎌に備えて生ビールを我慢。 人生忍耐力が大切だ。

ペプシが美味い。




大喰から南岳の斜面。

槍に目を奪われがちだが、こちらもボリュームがあり立派である。



 

東鎌の途中、木間に野口五郎が光っていた。




大分上って来た。

前穂の北尾根がゴジラの背中になってきた。




行く手の左下方に槍沢が見える。

横尾尾根と西沢山で見事なU字谷を形成している。



 

西岳を振り返る。 

西岳は歩いていると稜線の一部だったが、振り返って眺めるとなかなか立派だ。




北鎌尾根が呼んでいる。




槍がますます近くなってきた。 迫力と貫禄がある。

正義の味方か、それとも悪の化身か。






槍沢側に回る。

こっちからは颯爽として格好が良い。



 
やっぱり何枚も撮ってしまう槍ヶ岳。

天に抜かりそうな鋭さだ。




綺麗な三角錐になったところで、記念撮影。




ギザギザハートの北鎌尾根




だんだん覆い被さって来そうになった。 強烈なインパクトがある。

東鎌尾根のおかげで、槍の評価が高まった。



槍ヶ岳山荘に到着。

ガスが出てきた。荷を置いて早速山頂へ向かう。


9月のためか人出はそんなでもなく、大槍も渋滞はなかった。




さあ、最後の大槍上り。 楽勝だ。




ガスの中に小槍現る。 アルペンダンスは難しそうだ。



 

山頂直下のはしごに挑む。




やった! ガッツポーズのOさん。


さらに、笑顔で余裕のKさん。



槍ヶ岳山頂スペシャルショット。 至福の一時。



 

槍ヶ岳山頂から常念岳。


下山後、ガスが掛かり山頂はホワイトアウトとなった。

ギリギリセーフで晴れの山頂を堪能することが出来た。




下山し、宴会の準備にかかる。今日も御馳走が沢山。

酩酊のうえ満腹となったところで、21時消灯となった。

それでは、皆様おやすみなさい。




【4日目】


日の出前に出発。

ヘッドライトを点け、まだ暗い槍沢を下って行った。


槍沢下る途中。 少し明るくなってきた。 向こうに常念が見えている。




槍を振り返る。



 

遠く雲の向こうに、南アルプスの山々が見える。

左から、甲斐駒、北岳、仙丈、間ノ岳、農鳥、塩見、荒川、赤石、聖。




さらば槍ヶ岳。 今度来るのは北鎌からか。 

北鎌で槍の十字登山が完成する。




槍沢ロッジで朝食とする。 相席となった単独行の山の紳士。



長〜い槍沢を下り、上高地アルペンホテルで風呂に入り、タクシーで松本空港。

博多の焼鳥屋で締め括った。



Oさん、Kさん、お疲れでした。 楽しい山行をありがとう。

今度は大雪山縦走でしょうか。


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