H25.5.4

   祖母傾縦走2日目


   早朝5時に起きて、テントをたたみ荷物をまとめ、さあ〜メインの中日、魅惑の稜線の核心部に向け、6時過ぎに出発〜。

   昨夜30張あったテントの半数は既になく、縦走の方々はとっくに出発しているようだ。

   皆さん早起きですね、こちらは最後部からゆっくり参ります。

   日頃の行いのためか、今日も朝から良い天気だ。 



   体が慣れてくるまで、ゆっくり進む。

   まだ冬枯れの木間から、右方に遠く九重の山々。大船、黒岳が独立した格好で連なり、

   手前には、大障子、前障子の稜線が思いの外近く、その前方に主峰祖母山が朝日を浴びて輝いている。

   左方には、大崩山群がどっかり座り、振り返ると昨日の傾山が逆光で黒光りしている。


   前回、悪天撤退した笠松山三角点を通り過ぎる。これから尾平越までの間は初踏である。



 
 

 まだ冬枯れの縦走路 Kさん


 
 
 笠松三角点から傾山を振り返る。
                               【写真提供Kさん】

   
 

 樹間からのぞく大障子
                                【写真提供Kさん】

 
 
 左手に遠く大崩の大きな山群がどっかり座っている。
                                【写真提供Kさん】

 



  9時前本谷山頂に到着。少し遅いペースだが、まあそんなに慌てることもない。

  ここでちょっと遅めの朝食とする。昨夜作った尾西の白飯2食分の残り半分に、湯で溶いたドライ親子丼をぶっかける。

  なんとも段取り良いのが、我ながら気持ち良く、朝から親子丼が簡単に素早く口に入る。う〜ん、うまい。


  本谷山頂から尾平越へは長いなだらかな下り道なので、ちょっと飛ばすことにした。




 

本谷山過ぎた辺りから、ついに全容を現した山群の中核部  左から古祖母、障子、祖母の三連打


 
 

  本谷山の長い下り道を、ちょっと飛ばしていく。


 
 
 大分下って、樹間から古祖母が見える。
                               【写真提供Kさん】

 

  尾平越手前の水場に到着。水を補給する。

  こちらは九折越と違って、ジャブジャブ気持ち良く出ている。

  先発していた、若い9人組を抜いていく。


  水場から暫く縦走路は花盛り。ミツバツツジが南斜面に、シャクナゲが北斜面に、アケボノは春風にヒラリヒラリと揺れている。



      
 

 水場付近はミツバツツジが花盛り


 
 
 北斜面にシャクナゲも咲きだした。
                                 【写真提供Kさん】

 
 

 南斜面はミツバツツジ 奥に古祖母山


 
 
 ミツバのアップ


 
 

 祖母と天狗と烏帽子と障子

 古祖母の登りから祖母山

 高度を上げると、アケボノが花盛り


 
   

  古祖母を登っていると、山に慣れてきたのか、体が軽く荷も気にならなくなってきた。どうやら調子がでてきたようだ。 

  正午すぎて古祖母山頂着 南斜面の眺めを楽しみ、小休止で障子へ向かう。

  ここからなだらかな下りのため、ちょっと飛ばす。


  障子岳山頂に予定の2時前に到着。

  I'm so tired. 

  準備が面倒で、昼食は簡単にバターロールで済まし、再び出発。

  祖母山頂は間近に見えるのだが、ここからアップダウンが続く。

  
 

 振り向けば烏帽子岩


 
 
 天狗近くの岩峰


 
 

 祖母はもう近くなのだが‐‐‐


 
 
 高い岩場近くになると、必ずアケボノが咲いている。


  
 

 天狗岩
                                【写真提供Kさん】

 
 
 祖母山頂近くから障子、古祖母を振り返る。


  
 

 バンザーイ

 午後4時過ぎ、ついに祖母山頂到着。

 気分も景色も最高だ。

                                【写真提供Kさん】

 
 
 九合目の天場は狭く、ギリギリで滑り込んだ。

 途中とばして良かった。

 今夜の宴会場はテント前新聞紙上。十分なスペースである。

                                 【写真提供Kさん】

 


  今日もたいそう疲れたが、それ以上に嬉しく、最高の一日だった。

  テント前宴会場で、極楽のお湯割りを楽しみ、カレーライス+ラーメンで〆た。

  標高が高いためか、昨夜よりも冷え込み、カッパを着込んで就寝。


  
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