2013.5.3〜5 GW


  祖母傾を縦走。


  これまで計画頓挫やら途中撤退やらで、中途半端に終わっていた宿願のコースを、ようやく縦走することができた。

  Kさんと2人、テント担いで、九折越と祖母九合目に二泊。

  上畑からぐるっと一周、傾山から時計回りに、奥嶽川を囲む秀峰群を踏破した。


  三日間通して晴天に恵まれ、新緑が輝き、鳥声響き渡り、花々は満開で、山は歓迎してくれるのだが、

  急登と重荷が、不摂生と運動不足の体にとても厳しく、初日、三ツ坊主でヒ―ヒ―言っていると、右腿がピクピクしだした。




 

 新緑の間から観音滝

 滝壺が見えないためか、相当な落差を感じる。


 
 
 道は滝の上を行く。

 滝を覗くなの看板あり。


  
 

 新緑が目に眩しい。


 
 
 ヒメシャラの新緑


   
 

 三尾に至る登山道の雰囲気

 三尾付近で昼食とする。


   
 
 まずは三つ葉ツツジが咲いてきた。 

 【写真提供Kさん】


   

筑紫の名花 アケボノツツジ 


  
 

 アケボノ アップ


 
 
 逆光のアケボノ


  
 

 アケボノ 岩窓の向こうに祖母山



 
 
 三ツ坊主はアケボノの花盛り

 あっちこっちいっぱい咲いている。


 
 

 今年は当たり年なのか、花がぐっさり咲いている。



  
 
 ようやく傾が見えてきた。

 アケボノと傾山

   


 しかし、重荷での三ツ坊主はやっぱりきつい。

 気をつけないと足がつりそうで、写真を撮るのも一苦労だ。

 牛歩戦術で一歩一歩ゆっくりゆっくり、悲鳴を上げる足をだましだまし、少しずつ進む。



     
 

 場所によって逆光になるアケボノ



  
 
 疲れ果てて傾山頂に到着

 苦戦した三ツ坊主のギザギザ尾根を振り返る。

   
 

 傾山頂

 もう夕方になってしまった。



   
 
 鋼鉄の傾山を振り返る。





 


 九折越に着いたのは、予定より大分遅く、もう陽が傾き始めていた。

 テントは30張ほどで、今年のGWは天気が良いためか、花が当たり年なのか、とても賑わっている。

 まずはテントを張って、水を汲みに行くが、チョロチョロで勢いがなく、順番待ちだった。


 天場に戻り、酔う前にたくさん着込んで、山の晩餐会の準備に取り掛かる。

 今回は軽量化のため、度数の高い焼酎(極楽35度)を1Lだけ持ってきた。

 さしよりKさん持参の日本酒で乾杯、五臓六腑に染み亘る。幸せの一時である。

 つまみに最近凝っている刺身コンニャクをカットしていると、Kさんが、なんとアスパラ、玉ねぎ、ピーマンの生野菜をフライパンで炒めだした。

 山中での生野菜料理とは思いがけない御馳走である。とてもおいしく頂いた。


 昼の残りの冷たいおにぎりをフライパンで焼き飯にしてたいらげ、更にカレーライスをいただき、満腹満腹、ごちそうさま。

 テント、シュラフに潜り込み、グッドナイト。


                                 
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