玉祖神社から


2022.8.21

防府天満宮



予定より一日早く出発したおかげで、

今日はゆっくり時間がある。


初めての防府訪問、

ちょっと観光することにした。


防府観光を検索すると、

天満宮が有名らしい。


駐車場に迷いながら到着した。



正面の石大鳥居

1629年、初代長州藩主

毛利秀就(ひでなり)が寄進。


今日はいい天気だ。


江戸時代の石灯籠


歴史の重みと洒落たデザインを感じる。

風格ある石畳の参道


これまでどれくらい多くの人々が

踏み歩いたことか。


二の鳥居

その先は階段を上っていく。


参道の右に酒垂神社


天神山の中腹に岩清水があって、

いつしかそれが美酒の味に

変わったらしい。


酒飲みの幻想だろうか。


さあ、階段を上っていく。

巨大な楠が迎えてくれた。


おお、見事だ!


昨日の一の宮より、

はるかに立派で晴々しい。


祭神はもちろん菅原道真

学問の神様


全国に菅公を祀る神社が1万2千あり、

その中で最初の神社とのこと。


日本初の天神さま


北野(京都)、大宰府(福岡)とともに

日本三天神と称される。


学業の神様に参拝する。


来るのが数十年遅かった。

いまさら感は否めない。


面白いおみくじがあった。


春風楼


1822年、十代藩主毛利斉熙(なりひろ)が、

五重塔として造り始めたが、

財政難のため工事中断。


明治6年、二層楼閣として完成。


現在では防府市を一望できる

憩いの場となっている。

五重塔より、市民にとっては良かったかも。


広く眺めが良い。

とても気に入った。

名月の頃、ここで飲めば最高だろう。


名前もいい。

心地よい風が吹いてくる。


凄い彫り物があった。


菅原道真が大宰府で亡くなった日、

防府勝間の浦に神光が現れ、

酒垂山に瑞雲が棚引いた。


酒垂山、現天神山かな。


高杉晋作と、勤王の歌人

望東尼(もとに)の歌碑があった。


面白きこともなき世を面白く

住みなすものは心なりけり


東行が上句、望東尼が下句を詠んだ。


東行は高杉晋作の号

西行にちなんだ。


西が極楽浄土ならば、

東は江戸、倒幕だろうか。


東側から社殿を眺める。


再び拝殿。一周してきた。


楼門

やっぱりカッコイイ


参道の階段を戻る。


上から眺めると結構な坂ではないか。

神社は山の中腹にあるようだ。


石畳に戻ってきた。


参道沿いに見事な松があった。

「とおり松」


そういえば、防府天満宮は

松崎天神と呼ばれていたそうだ。



防府でもう一か所行けそうだ。

近くの国分寺に寄ってみた。


周防国分寺、金堂


国分寺は聖武天皇によって

全国に国毎に設置された。


創建当時の境内に、

伽藍が残っているのは

とても珍しいらしい。


国の重要文化財に指定されている。

現在の金堂は江戸時代に建てられた。



防府市をあとにして、

宇部市のときわ公園など

寄りよりしながら、下関へ向かった。



忌宮神社へ