2022.8.20

玉祖神社



週末は残念ながら雨模様。

しかし日曜日からは晴れそうだ。


月曜日に休みをいただき、

長門の一の宮、住吉神社を

訪ねることにした。


ガイドブックをよく見ると山口県には

もう一つ一宮があるではないか。

周防の一の宮、玉祖神社。


土曜日のうちに出発すれば

無理なく行けそうだ。


遠い方から先に行くことにした。


日田から香春を通って

北九州へ抜ける道を選んだが、

これが遠かった。



やっと関門橋に到着。

めかりPAから


久しぶりに海峡を車で渡る。

本州と九州、別の島といっても

離れているのはわずか数百メートル。


中国道、山陽道を乗り継いで、

防府東ICで高速を下り

玉祖神社に着いたのは、

もう夕方だった。


神社前に灯籠があった。


由緒書


祭神は二座。

延喜式にも二座とある。


一座は、玉祖命(たまのおや)で

三種の神器の一つ

八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)

を作った。


別名、櫛明玉命、羽明玉命

豊玉命、玉屋命ともいわれる。


天孫降臨のお供をした

五部(いつとものお)すなわち、

天児屋命(あまのこやね、中臣氏、藤原氏の祖神)

太玉命(ふとだま、忌部氏の祖神)

天鈿女命(あまのうづめ、猿女君の祖神)

石凝姥命(いしこりどめ、鏡作部の祖神)

玉祖命(たまのおや、玉造連の祖神)

の一柱である。



もう一座は不明。


祭典にあたって、常に二座分の

お供え物をする仕来りになっている。



天然記念物、黒柏鶏(くろかしわけい)


長鳴鶏に属する日本古来の鶏

境内で飼育されているらしい。


正面の鳥居


目玉のデカい、面白い狛犬だ。


黒柏発祥の地の石碑


天岩戸隠の際、

常世の長鳴鳥を集めて鳴かせた

のがこの黒柏とのこと。



創建年不明


景行天皇が熊襲征伐の際に立ち寄った。

二千年の歴史を持つと云われる。


「占手神事」は、仲哀天皇と神功皇后が、

軍の吉凶を占ったのが起こりと伝わる。



神門から境内の様子


放生池

水はない。



社務所で御朱印をいただく。


大雨が降って、誰も来そうにないから

もう閉めようとしていたとのことだった。

ギリギリセーフ。


阿蘇神社の復旧を心配されていた。


神紋は亀甲に三勾玉


参拝


扁額


雨上がりの拝殿と本殿


奥に黒柏鶏がいた。


天孫降臨とともに来たらしい。


家族連れがお詣りに来た。


源平合戦ゆかりの地とは、

何のことだろう。


義経が奉納したと伝わる

太刀があるようだ。


また、大江広元の四男季光は

安芸毛利氏の祖らしい。


拝殿を振り返る。


石垣も独特なデザイン



さて、泊まるところを探さねば。

スマホで調べると、近くにAZがあった。


団体様を避けながら、

ホテルの簡素な食事をいただいた。



防府天満宮へ