2021.10.31

三嶋大社



三嶋大社に参拝するのは3回目。


東京在住の頃、

小田急線から御殿場線へ乗り入れる

特急あさぎり号で富士を眺め、

沼津、三島を訪問していた。



三島は水の都。

富士山の雪解け水が、

街のいたるところで湧いている。


富士の景観、湧水群、駿河湾の幸に恵まれ、

日本で最も恵まれた土地の一つではなかろうか。


早朝、駅近くのホテルから神社へ向かう。

途中、きれいな湧水の流れ。

水草を食べる鴨。


三嶋大社の正面に着いた。


立派な灯篭


相生の松


源頼朝が源氏再興を祈願し、

毎朝三嶋大社に参拝しているとき、

従者の安達盛長が警護した場所。


たたり石


東海道と下田街道の真ん中にあり、

交通整理の石だった。


しかし、往来が多くなり、

石を取り除こうとする度に災いがあり、

祟り石になった。


池の間の参道


総門


神門


舞殿


薄黄木犀、樹齢1200年

天然記念物

毎年2回、満開を迎える。


御祭神は大山祇命。


古事記では大山津見神、日本書紀では大山祇神。

別名、和多志大神。


祭神の由来は諸説あるが、

伊予の一宮、大三島の大山祇神社の祭神、

大山積神が元ではなかろうか。


瀬戸内の大山積神を祀る海人族が、

東海へ進出、移住し、新地を三島と名付け、

同じくオオヤマツミを祀ったのではなかろうか。


そして伊予風土記によると、

オオヤマツミは、百済からの渡来神とされる。



事代主神も祭神となっているが、

国学(平田篤胤)の影響により、

維新後に祀られた。


本殿、慶応2年竣工。


本殿、幣殿、拝殿、

三つの建物が連なる複合社殿。


摂社、見目(みるめ)神社


三嶋大神の后神六柱を祀るとある。

奥さんが6人もおられた。


波布比売命、久爾都比咩命

伊賀牟比咩命、佐伎多麻比咩命

伊波乃比咩命、優波夷命


拝殿内部


正面真上に吊り灯篭


緻密な彫り物


豪壮な造り


本殿の大きさは

出雲大社とともに国内最大級



御朱印をもらおうと社務所へ行くと、

朝早く、まだ開いていなかった。ガーン。


掃除されている方に、九州から来たと話すと、

社務所に入られ、神官が出てこられた。

御朱印をありがたくいただいた。



厳島神社

北条政子が勧請したと云われる。


後日のおまけ

三島のうなぎ


めちゃくちゃ美味かった。



浅間大社へ