八甲田山
(はっこうださん)
  
 平成7年8月3日 
 ☆交通 : 東京<NL、JR>弘前<RC>青森モヤヒルズ泊<RC>★、酸ヶ湯温泉  
 
 ★山道 : 酸ヶ湯温泉、仙人岱、大岳頂上、毛無岱、周回  
 
 
 
 夏休みの家族旅行は、東北の夏祭りに決定。二泊三日でねぶたに絞る。

 青森は「ねぶた」、弘前は「ねぷた」とのことで、どうやら中身も違うらしい。

 なぜか。

 古くからの城下町弘前とその港町青森。

 津軽藩と南部藩、幕府側と新政府側、弘前から青森への県庁移転など、

 いろんな経緯があるに違いない。


  新幹線は発売日に並んでとったが、宿がどこも空いていない。

 ようやく青森市郊外モヤヒルズのケビンが取れた。

 レンタカーも青森市は一杯で、弘前で予約。

 この時期、ねぶた目当ての人々が全国から押し寄せるようだ。


 青森から弘前に向かう鈍行列車の車窓から、津軽平野においわきやまがそびえていた。


 車を借りて、モヤヒルズのチェックインを済ませ、青森市内へ「ねぶた」を見に行く。

 ちょうど交差点整理があっているところで、タオルケットを敷いて最前列がとれた。

 ねぶたは迫力満点。

 台車に乗せられた大きな電光人形が、ねぶたのリズムに合わせて迫る。

 ラッセ、ラッセ、ラッセーラ 掛け声が頭にこびり付く。

 北国の夏祭りは、一気呵成である。

 
 早朝一人出発。

 酸ヶ湯温泉上の駐車場から登山開始。

 振り返ると津軽平野に岩木山がそびえている。

 仙人岱は気持ちの良い花畑。

 頂上からは、本州最北の景色が広がる。

 岩木山、津軽平野、陸奥湾、小川原湖。東北の風景はどことなく寂しい。

 南八甲田の山々が、のびのびと広がっている。

 春夏秋冬、その時々に美しさが移ろう山域に違いない。


 下って、池塘と草原とオオシラビソの毛無岱。

 一昨年、田茂やち岳から眺めて紅葉が見事だった。

 8月の毛無岱は、咲き乱れるキンコウカが風に揺れ、早くも秋を感じさせる。


 夏祭り 金光揺れる 毛無岱


 下山後、酸ヶ湯温泉。噂に違わぬ、青白い生の秘湯で、当然のように混浴である。


 登山記念バッチは、これまでの最高額千円。なんと棟方志功作だった。


 (岩木山へ)


 
 
 ねぶた
 
   ねぶた 県庁
 
 
 ねぶた
 
   ねぶた 日立
 
 
 振り向けば岩木山
 
   大岳見えてきた
 
 
 仙人岱の花畑
 
   兎菊
 
 
 花畑と大岳
 
   南八甲田方面
 
 
 鏡沼
 
   ウメバチソウ
 
 
 鏡沼と南八甲田
 
   山頂火口と高田大岳、雛岳
 
 
 山頂標、左奥に岩木山
 
   イワギキョウ
 
 
 山頂から毛無岱
 
   昨年行った田茂やち岳
 
 
 井戸岳、赤倉岳
 
   小川原湖が見える
 
 
 這松と矮小木の褥
 
   オオシラビソのコーン
 
 
 オオシラビソに何の鳥
 
   上毛無岱 木道
 
 
 金光揺れる毛無岱 南八甲田
 
   キンコウカ
 
 
 下毛無岱
 
   キンコウカがいっぱい
 
 
 キンコウカ
 
   ギボウシの類?
 

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