トムラウシ 
 
  平成18年8月21日
 ☆交通 : 東大雪荘 <RC> 短縮登山口 ★ <RC> くったり温泉(泊)  
 
 ★山道 : 短縮登山口、頂上、P 
  
 
 
 (十勝岳から)

 三日目は、大雪山系トムラウシ。


 今日も早起き、夜明け前に出発。東大雪荘から更に山奥へ、短縮登山口から登る。

 なにか出そうな、羆が出そうな雰囲気の中、笹原の新道を鈴を鳴らして進む。

 途中、見晴らしの良い所で朝食とすると、少数パーティが抜いていく。ちょっと安心。

 急にジグザク下り切ると沢となり、こんどは急勾配の上り返し。

 コマドリ沢は白い風路草、蝦夷躑躅など明るい花畑。

 抜けた岩礫帯でキュッと鋭い鳴声。ナキウサギである。あちこちキュッ。大勢いるらしい。


 前トム平で一人ツェルトで休んでいる。尋ねるとツアー登山でおいて行かれたとのこと。

 よく見も知らずの人と奥山に入るもんだ。旅行社も危険な企画をするものである。


 トムラウシの中心山稜が見えてくると、ようやく晴れてきた。

 この空の青さ、山肌の緑、残雪の白。お日様あなたは偉い。すべてを明るく照らす。


 トムラウシ公園は美しい。天賦の庭園である。

 人が造ったどの庭もとうてい及ぶものではないだろう。

 恐るべき羆の被害があった南沼の野営場を過ぎ、山頂への登りにかかると

 団体様御一行とすれ違う。さっきのツアーに違いない。頂上で一緒でなくて良かった。

 おかげで静かな心地よい頂をゆっくり楽しむことができた。


 往路を返す途中、沢を横切るところでツアーを抜いた。

 登山口に着いたのは日が暮れかかっており、

 御一行の到着は真っ暗に違いない。南無阿弥陀仏。


 東大雪荘に戻ると満杯とのこと。くったりの宿を紹介いただく。

 車を飛ばして、今日も真っ暗、ようやく風呂に飯に寝床にありついた。


 
 
 
 コマドリ沢の十勝風路?
 
   コマドリ沢のエゾツツジ
 
 
 コマドリ沢上ったところの岩桔梗
 
   ナキウサギ鋭く鳴く岩礫帯
 
 
 前トム平周辺
 
   晴れてきたトムラウシ
 
 
 山頂
 
   山頂火口池
 
 
 トムラウシ公園の深山竜胆
 
   トムラウシ公園の岩
 
 
 岩に濃緑のトムラウシ公園
 
   山上の自然庭園
 

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