2017.4.29〜30



GW前半、Kさんと黒味岳、宮之浦岳、永田岳に上る。


世界遺産になって人が増え、

足が遠のいていた屋久島に、20年ぶりに出かけた。


屋久島を縦走するたびにいつもスルーし、しかしいつかきっと

と思わずにはおれなかった名峰永田岳。

四半世紀前の思いを果たすべく、屋久島へ向かった。


昔同様、鹿児島港南埠頭朝8時30分発のフェリーに乗船した。



は〜れたそら そ〜よぐかぜ ♪〜

ああ あこがれ〜の屋久島航路 ♪〜

久しぶりにやってきました。

トビウオが飛んで迎えてくれます。


Kさんの車で宮之浦港に上陸。

Aコープで惣菜を買い込み、淀川登山口に車を置いて、

さしより重荷で淀川小屋へ向かう。



淀川小屋前の淀川の流れ。 相変わらず美しい。



小屋の寝場所をキープし、さっそく外で宴会を始める。


どうやら昔とキャンプスタイルが変わったようだ。

以前は、みんな小屋泊を目指し、小屋が一杯になって

溢れた人が仕方なくテントを張っていたが、

小屋がまだガラガラなのに、テントサイトが先に埋まっていく。

登山用具の軽量化やプライベイト志向のためか、

今は、みんなテント泊を目指しているようだ。


一応テントは持ってきたが、小屋泊することにした。


翌早朝、5時頃まだ薄暗いうちに軽荷で出発。

淀川小屋から永田岳まで一気にピストンする計画だ。



 
山が見えてきた。あれは何山?

独特の岩の形は覚えているが、名は忘れた。 カマボコ岩?

調べてみると、高盤岳のトーフ岩だった。



 
懐かしの花之江河に到着。 正面に黒味岳が聳える。



黒味のピストン開始



 
黒味岳 それにしても素晴らしい天気に恵まれた。

月に35日雨が降るといわれる屋久島でこの天気。

やはり日頃の行いの賜物か。



黒味岳山頂着  Kさんと宮之浦岳、奥に永田岳。

ヤッホー 絶景が広がる。 海も船も見える。



投石平から黒味岳を振り返る。



ありこちアセビが満開だった。 奥は黒味岳



屋久鹿のお出まし。 なぜか逃げない。

近寄っても逃げない。



 
屋久島の中心、宮之浦岳  ブルースカイ



 
どんどん迫ってくる宮之浦岳



 
特異な岩があちこちに出てくる。

これは宮之浦の衛兵か。



これは正に団子石。宮之浦の黒子か。



 
撮影中のKさん



宮之浦岳 もう山頂はすぐだ。



山頂着 宮之浦岳から永田岳


それにしても腹が減った。

朝から何も食べずに山頂まで来てしまった。

湯を沸かし、カップめんとパンをかきこむ。


早速、永田岳に向け出発。



 
永田岳が近づいてきた。



 
永田山頂着


なんだか胃袋の調子が良くない。

永田山頂でしばらく横になると、涼風もとおって、大分復調した。

どうやら、空腹に掻き込んで胃がビックリしたようだ。



鹿之沢小屋へ向かう道が見える。



 
永田山頂から 大障子、小障子の岩峰群



永田を振り返る。 宿願は達せられた。



本日2回目の宮之浦岳山頂  スペシャルショット


さあ、これから登山口まで長い道のりを下る。



翁岳 独特の岩峰



安房岳、投石岳、黒味岳



 
翁岳の奇岩の上に、今にも落ちそうな岩が乗っかっていた。


来た道を小屋へ戻り、重荷を背負って登山口へ戻る。

車に着いたのは夕方5時半。

朝5時過ぎに出発し、半日以上の行動時間となった。

お疲れさまでした。


予約しておいた安房の民宿に荷を下ろし、

近くのホテルの風呂で汗を流し、「やしま」で反省会。



 
亀の手、刺盛



 
トビオウのたたき



首折れ鯖の刺身

地の酒と肴を堪能した。


翌日、出航時間まで島内観光。



 
中間のガジュマル



屋久島灯台からの眺め



屋久島灯台にて



灯台裏にひっそりと恵比寿様が祀ってあった。



 
永田の漁港から 永田前浜と永田岳



永田岳を少しクローズアップ



永田前浜にて  向こうに口永良部島



永田前浜から永田岳



美しき永田川



午前中島内観光し、午後1時30分フェリー出航。

さらば屋久島。 また来る日まで。

帰りもトビウオが見送ってくれた。



まさに薩摩富士

九州本土が近づいてきた。



 
静かな桜島。


鹿児島に上陸したのは午後5時半過ぎだった。


屋久島の神様、晴天をありがとう。

Kさん、運転などありがとう。

おかげで素晴らしい休日でした。


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