磐梯山(ばんだいさん)
  
  平成18年6月4日    
 ☆交通 : 東京 <新幹線> 郡山 <RC> 八方台 ★ <RC> 裏磐梯、磐梯熱海温泉 P
 
 ★山道 : 八方台、弘法清水、山頂 P 
  


 新幹線で郡山へ行き、曇天のなかを会津へ。

 たまには曇りもしかたがないと諦めて、トンネルを過ぎると、思いがけず海面光り、

 磐梯に掛かる雲もどこかへ消え失せ、初夏の名山と初対面。


 思いがけず 海、山現る 会津路
     
 
 八方台から新緑の美しいブナ道にシジュウカラの声が響き、紫八潮咲く道を上っていけば、

 弘法清水を過ぎて急登になり、しばらく頭上がらず下向き歩き、歓声が聞こえると頂上に到着。


 四十雀 緑染み込む 山毛欅林


 いろいろな山頂展望の中でも、これだけ変化に富むのは珍しい。

 北から吾妻、安達太良に囲まれた森と湖の裏磐梯、北西に白く高く悠々と憧れの飯豊山、

 南には満々と水を湛えた千枚田と猪苗代湖、そこから土石流の如し阿賀野川と会津盆地、

 遠くに那須連峰、東方に雲海。暫し見とれて止まず。


 悠々と いつまで白く 飯豊山


 五月雨の 溢れ出したる 猪苗代


 渋々下山始めると、すれ違いにほのかに甘い匂いして、振り返ると這い松のような姿の

 小さな桜が道沿いに数多く、八分咲きの様子で、登りでは気づかない控えめな花盛り。


 微香水 振り向き見れば 峰桜


 下山し裏磐梯に回り、桧原湖畔を通って五色沼を散歩。

 初夏の蜩、毘沙門沼と弁天沼の水面の青。

 ここは森と湖に囲まれた涼しい避暑地。今度はゆっくりくつろごう。


 かなかなと 五色沼に 風そよぐ


 磐梯熱海温泉で汗を流し、新幹線で会津の銘酒「栄川(えいせん)」がうまかった。

 
 
   
   
 雲がとれて会津の名山現る。
 
   四十雀の鳴く、気持ちよい初夏のブナ林
 
 
   
 中ノ湯 周辺は新緑萌える。
 
   紫八染
 
 
   
 裏磐梯 桧原湖 森と湖の避暑地
 
   膨大な山塊 吾妻連峰
 
 
   
 頂上近くに峰桜満開
 
   五色沼 毘沙門沼 コバルトブルー
 
 
   
 弁天沼に風そよぐ
 
   広い猪苗代湖 九州者にはまるで海
 
 

戻る