常呂川 (ところがわ)


 オホーツク海へ流れ込む中で最も大きく、 

 石狩・十勝・常呂川水系の分水嶺、大雪山系三国山を水源とし、

 北見市を貫流してオホーツク海に注ぐ。


 冬は寒さが厳しく、海岸には流氷が流れ着き、また日本で一番雨の少ない地域なのにもかかわらず、

 河口にはオホーツクや擦文文化の遺跡があり、古代から独自の文化が育まれてきた。


 流域は、昭和初期には世界市場の7割を占めるハッカの生産地で知られ、

 現在は日本有数のタマネギ産地となっている。


 川の名はアイヌ語で沼を持つ川の意味とされるが、

 河口の両隣にサロマとノトロの大きい湖があるものの、

 つながってはいない。