2015.3.29


ラザニア



数少ない好評料理の一つにラザニアがある。

子供の誕生日やクリスマスによく作ったものだ。

4月から上の子が大学生になり、一人暮らしを始める。

久しぶりに腕をふるった。


 



試行錯誤した我流ラザニアの秘訣はミートソースにある。


まず、包丁を研いで、玉ねぎ、にんじん、セロリをよく刻む。

にんじんもセロリも新鮮で香り高いものほどよい。

最初のこの工程がちょっと面倒なのだが、しっかり刻む。

これを中華鍋で炒める。そう玉ねぎが小麦色になるくらい、西洋料理の基本である。

そこへ肉投入。豚と牛の挽肉は必ず入れる。半々ぐらいだ。

予算に余裕があれば、手作り系のベーコンも刻んで入れる。

更に、鳥レバーを刻んで入れる。これで味に厚みが出る。

あんまり入れすぎると、子供が嫌うのでほどほどにしておく。

程良く炒めたら、温めておいた土鍋に移し、白ワインを投入する。

もちろん辛口だが、高いものはいらない。

ひたひたぐらいに入れて煮込む。残ったワインをちょっと呑みながら待つ。

煮詰まってきたら、トマト缶を入れる。中身をよくカットして入れる。

白ワインで水分を調整し、更に煮込む。

煮詰まってきたら、バターを入れ、塩で味を調える。

あとでチーズを加えるので、ちょっと薄いぐらいでOKだ。

冬の季節だったらストーブで煮込むことができる。


ベシャメルソースを作る。

牛乳と小麦粉とバターの割合は、10:1:1だ。弱火でゆっくりトロリと仕上げる。


大鍋に湯を沸かし、パスタを茹でる。

長方形のものだったら6枚ずつ2回に分けて12枚茹でる。

ひっつかないように、たまにかき混ぜながら茹でる。

茹でたら1枚ずつ半分にカットする。そうすると正方形のパスタが24枚できる。

6段重ねにこだわり、これで4人前だ。


耐熱皿にバターを軽く塗って、

パスタ、ベシャメルソース、ミートソース、刻んだモッツァレラチーズの順に重ね

最後にパルミジャーノ・レッジャーノチーズを削りながら振りかける。

これを6回繰り返し、200℃のオーブンで15分程度焼いて完成。


残ったワインを傾けながら、家族で濃厚なパスタを楽しんだ。



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