2014.5.11



  天下の名勝、妙義山に上る。



  赤城山、榛名山とともに上毛三山であり、

  耶馬渓、寒霞渓とともに日本三奇勝でもある。



  赤坂見附から銀座線の始発に乗って上野着。

  乗り換えに少し余裕があるようだ。駅前で朝めしとする。

  いろいろ目移りするが、吉牛に決めた。



  ホームで迷わずグリーン券を購入し、電車に乗り込む。

  高崎線はグリーン車に限る。2階の左側座席中央部が定位置である。

  相変わらず広い車内に誰もいない、ぜいたくな貸切車両だ。



  さあ出発。

  どうやら快晴のようだ。

  やはり日頃の行いなのか、ここぞというときによく晴れてくれる。

  車窓から山を眺めるのが、鉄旅の楽しみの一つである。



  赤羽を過ぎ、荒川で視界が開け、やや斜め左後方、うお〜、出ました白く輝く富士山。

  やっぱりいいね、日本一おみごと。 胸のうさぎがピョンピョン跳ね回る。



  しばらくビルや住宅が続き、車窓は期待できないが、鴻巣あたりから山が見えてくる。

  目当ては両神山である。

  かつて登った秩父の名山を、まだ車窓から同定できていないのが心残りになっている。

  熊谷あたりで重畳たる西方山域の切れ目に、台形状で鋸稜線の独立峰が望まれる。

  あれじゃないだろうか。見える方向といい、山容といい、あれに違いない!



  右車窓に大きく赤城山が見えてくるとやがて高崎に到着。信越線に乗り換える。

  妙義山のため左側に座ったが、右が良かったかもしれない。榛名山がず〜っと眺められる。

  松井田着。 登山口となる妙義神社へタクシーで向かう。







   タクシーを降りて、参道を行く。




   緑鮮やか、五月晴れ。 








 
   立派な山門 








 
 
  石垣が見事。



  石と石の隙間がなく、

  まるで一枚石のような、

  滑らかさだ。
 







 
 
  石段を上ると妙義神社本社

  黒漆塗調で、彫り物の造形、色彩

  が素晴らしい。


  上毛の日光と称される。 








 
   正面アップ




   安全登山を祈願して、

   神社の右横から登山開始。



   前の二人組が、ちょうどいい

   ペースで上がっていく。


   
 








 

  岩をよじ登ると大の字。


  素晴らしい展望だ。


  すぐ崖で、大の字が撮りにくい。




 








 
   大の字から

   入山禁止の金鶏山



   二人組より先に出る。
  





   ちょっと腹具合がおかしくなってきた。



   辻に到着。

   ここから先は、岩場に違いない。

   隠れようもない。



   辺りを見渡し、道をちょっと外れた岩陰で野雪隠。

   野性がよみがえる。



   奥の院から岩場が始まる。

   直登に近い鎖場を上る。

   岩も鎖もしっかりしていて安定感がある。


   これから次々に鎖場が出てくるが、特に問題なし。




       
  見晴に到着


  ヤッホ〜 素晴らしい景色が広がる。


  岩場のため、リュックにしまい込んで

  いたカメラを装着。
 










  時を忘れ、バシバシ撮影した。 
   懐かしい登った山々



   榛名山








 
    榛名の左奥に白き山々


    谷川連峰か
 








 
   こちらはまだ未踏


   浅間隠山と鼻曲山
 








 
   直下に妙義の岩稜








 
   広々した上野の丘陵

   榛名山の右奥に赤城山

   上毛三山勢揃い


   なぜかSL機関車の汽笛が

   鳴り響く。


   上信越自動車道のバイク音も

   聞こえる。


   妙義の岩壁に響くのか、下界の

   音がよく聞こえてくる。
 








 
   裏妙義の後ろに、

   残雪を抱く浅間山




   丁須岩も見える。
 








 
   西南、世界遺産の富岡方面



   右上の山は?





   ザイルにメット、重装備の二人組が、

   岩場で立ち往生している。




   「どうぞ」とのことで、「お先」と抜いていく。




 
    ギザギザ岩稜を振り返る。 








 
   東方が切り立った天狗岩


   新緑が美しい。
 








 
   大のぞき着


   ここから数十メートル下る鎖場


   石碑には、

   八海山 
   御  岳 三社大神  とある。
   三笠山
 







 
   大のぞきから、裏妙義の向こうに


   残雪の浅間山と鼻曲山








 
    大のぞきを振り返る。








 
   絶壁から見下ろす。


   足がすくむ。


   直下に、新緑の森が広がる。  
 








 
    金鶏山が見える。








 
   あちこちトウゴクミツバツツジ

   が咲いている。


   サイゴクの方が紫が濃いようだ。


   トウゴクの方が花は清楚だが、

   葉は少し茶色がかっている。








 
   ミツバツツジが花盛り


   あちこちたくさん咲いている。
 








 
  天狗岩に到着








 
   天狗山頂


   リョウブの若葉
 








 
   東方、大河が蛇行しているように


   広がる平野。氾濫原?   
 








 
   榛名山の向こうに白き奥山が


   見える。








 
    浅間隠山の右奥にも


    白く輝く山二つ。


    右奥は苗場?








 
 
   浅間山の裾野の中腹から、


   遠く白い山脈が連なる。


   北アルプス
    








 
   裏妙義と浅間山


   右奥に四阿山も望まれる。
 








 
   天狗から相馬岳 








 
   裏妙義、浅間、鼻曲、浅間隠



   手前、妙義の新緑が鮮やか。 








 
   相馬岳、ブルースカイ



   山頂は近い。








 
   天狗岩を振り返る。








 
   着いた。

   山頂からは大観が広がる。



   相馬岳山頂から金洞山



   昔、群馬県庁の展望台から、

   眺め、驚いた髪斜逆立山だ。










 
   金洞山アップ



   向こうの台形は、荒船山




   奥に白く八ヶ岳    








 
   相馬岳山頂から、浅間山、裏妙義








 
   下り、天狗の岩壁 








 
   タルワキ沢を下り、


   第2見晴から金鶏山
 








 
   第2見晴から、白雲山


   天狗と相馬
 








 
    金洞山


    みんな中華風の山名 








 
   中間道にたくさん咲いていた


   ヤマツツジ
 














   グルっと周回して、妙義神社到着


   お土産に、お守りを買った。
   もみじの湯近くから眺める、

   周回した白雲山




   下山し、湯に浸かり、汗を流す。


   湯上りビール、最高。


   
  
 




    もみじの湯から、乗合タクシーで富岡へ出て、

    上信電鉄で高崎。


    高崎線は、やっぱりグリーン。

    車窓を楽しみながら、都会に戻った。




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