謹賀新年


  よし山の会の登り始めは、球磨のお岳さん、市房山。


  市房神社の参道に出ると、その名の通り真っ直ぐな杉の巨木が、いつものごとく堂々と迎えてくれる。

  「おお、相変わらずご立派ですね。」と挨拶すると、

  「久しぶりだな。」と返事が聞こえるようである。

  新年から旧友に会えて、今年は何かいいことがあるに違いない。


  神社に参拝して、急坂を登り始める。

  馬の背まで来ると、明るくなり、青空が広がり、なんと山頂周辺は白く輝いている。

  樹氷に違いない。リュックにしまっていたカメラを装着する。
 
 
 
  
 
 新春の青空に、ヒメシャラの木
   凍てついた一本枯木 青空
  
 
 飛ぶ鳥のごとき樹氷
 
   陽を浴びて、輝く樹氷
  
 
 風は東から吹いたらしい
 
   枯木も氷の賑わい
  
 市房山から球磨盆地を見下ろす。 手前に樹氷、左奥に白髪岳
 
 
 
 白き鹿角ごとき氷の造形
 
   青空と樹氷の一本木
 
 
 左奥に霧島が見える。韓国と高千穂
 
   山頂付近 撮影中のKさん
 
 
 青空と氷の芸術 1
 
   青空と氷の芸術 2
  
 
 なんとも気持ちの良い 白と青
 
   山頂付近の木々に氷の花が咲いている。
 
 
 青空と氷の芸術 3
 
   青空と氷の芸術 4
 
 
 山頂から樹氷の間に二つ岩を望む。
 
   大きく真っ直ぐな旧友
 
 
  
 新春早々、天気に恵まれ、幸先の良い登り始めとなった。

 下山し、元湯で汗を流し、宿はいつものいろり、約束された至福の一時を迎える。

 酒は会長持参の「妙高山」、つまみは猪や鹿の御馳走である。

 あとは御主人手製の竹コップで、なぜか滑らかな球磨焼酎を延々といただく。酩酊しておやすみなさい。


 翌朝、鶏の声で目を覚まし、産みたての卵御飯をいただく。朝から御馳走でお腹一杯。

 昨夜あんなに食べたのに、お土産にも猪肉買って、二日連続牡丹鍋を楽しんだ。

 

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