2011,7,8〜9


  Yさんと北岳に登る。

  7年前の秋、山頂はガスで何も見えなかった。

  今度こそは、日本第二の高峰から、眺望を楽しみたいところだ。

  南アルプス温泉ロッジに前泊。思いがけずきれいで快適な温泉宿だった。

  早朝5時過ぎ、乗り合いタクシーで出発。一時間ほどで広河原着。ゆっくり登り始める。

  梅雨のためか、水量の多い大樺沢沿いの道を少しずつ登る。
 
 
 
   
 広河原のつり橋から 野呂川の流れ
 
   大樺沢 水量豊富
  
 
 二俣到着 
 雪渓を渡って八本歯へ向かう。
  
   雪渓にダケカンバの新緑が映える。
 
  
   
 ダケカンバ新緑
 鳳凰三山が見えている。
  
 
 
   大分上ってきた。
 谷底に広河原が見える。
 雪渓を音もなく大石が滑り落ちて行った。
 雪渓は表面がザラつき、アイゼンが良く
 かからない。
   
   
 7年前は、下半身しか見えなかったバットレス
 
  
   バットレスの向こうに、ひょっこり
 甲斐駒の白頭が見えだした。
  
 
 北岳 バットレス
 
 
   
 ようやく八本歯ノコルに到着
 八本歯ノ頭の右奥に、富士!
 
   コル下の花畑に黒百合が咲いていた。
 
 
 
 間ノ岳 奥に農鳥岳 八本歯ノコルから
 
   
 池山吊尾根ルート ボーコン沢ノ頭
 
 
 
   北岳草 まだ間に合った。
 このため、わざわざ巻道をとった。
 周辺は見事な花畑
  
   
 北岳
 さあ最後の上り
 
   うろこ雲
 
 
 
 頂上直下の花畑
 急で大きな北岳の谷
  
   山頂着 ガスが切れたり流れたり
 スペシャルショット
 
   
 山頂から大樺沢 雪渓
 いつも思うが、良く登ってきたもんだ。
 
 
 
 
   幕張完了。Yさんと並べて張る。
 山上の晩餐は、ボンカレー。
 壱岐焼酎で酩酊。
 日没とともに、おやすみなさい。
 
  
 
 翌朝、日の出前の富士 
 
   
 北岳
   甲斐駒と八ヶ岳 雲海
   
   
  雲海が朝日に光る。
 
 
 
 
   仙丈岳
 左に乗鞍、右にずらり北アルプス。
 穂高に槍、立山剣、後立山、
 登った山々が、はっきり見える。
 
   
 北岳と肩ノ小屋
 
   甲斐駒と八ヶ岳
 ポツリと赤いマイテント
 今日は良い天気。また山頂に登る。
 
 
 北岳山頂から富士山 標高第2位から第1位を望む。
山頂眺望は最高である。素晴らしい風景が広がっている。
7年前の山頂ガスのリベンジは、完全に果たされた。
 
 
山頂から間ノ岳 右奥に塩見が見えている。
 
   
 伊那谷の向こうに中央アルプス
 千畳敷のカールもはっきり見える。
 その左に大きく恵那山も見えていた。
 
   肩の小屋の東斜面は、
 遠目にも黄色く染まっている。
 シナノキンバイの花畑に違いない。
  
   
 肩ノ小屋周辺は花畑
 ミヤマシオガマ
 
   あちこち一杯咲いていた
 ハクサンイチゲ
  
   
 オヤマノエンドウ
 
   イワウメ
 
   
 ミヤマキンバイ
 
   北岳 二俣への分岐近くから
  
   
 対岸八本歯辺りの稜線、緑の斜面
 
   小太郎尾根 奥に甲斐駒
 
     
 右俣コースの斜面は花畑 
   北岳 右俣コース下る途中から
 
   
 ついに北岳にガスがかかる。
 もう少しで二俣
 
   大樺沢 雪渓詰めた先に青空
 
  
 
 沢沿いのハナシノブ
 
 
 雪渓、新緑、バットレス、花、山頂眺望、テント生活など、北岳をじっくり堪能し、
 
 俗世間を忘れて、充実した時を過ごすことができた。

 今度来るのは、いつのことだろうか。
 
  
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