2011.4.17
カーラジオから懐かしいロックが流れてきた。
就職して遠ざかり、結婚して聴くことはほとんどなくなったが、
ラジオに合わせて思わず口ずさんでしまった。
若いころ聞いた音楽は耳に染み込んでいるようだ。
ハマったのは、
ビートルズ、ローリングストーンズ、クラプトン、グラムロック(T−REX、ロキシーミュージック他)、
パンクロック(ピストルズ、クラッシュ他)、エルビスコステロ、トムウェイツなどなど
高校の頃はローリングストーンズ、特にキースリチャーズにヤラレた。
エモーショナルレスキュー、タトゥーユーがリアルタイムで、
街で発売直後のアルバムを買って、ドキドキしながら針を落とした。
しかし、もっとも聞いたのはこれかもしれない。

ストーンズの真骨頂はライブにある。
チューニングが少々ずれていても関係の無い、独自の陶酔の世界があり、
失神者が続出するような、悪魔を憐れむ(本もあった)危険な習慣性があるのではなかろうか。
ストーンズに教義があれば、新たな世界宗教が生まれたかもしれない。
反体制、無政府主義のパンクは鮮烈だった。
いろいろあったが、なんといってもこれである

デップをつけて髪を逆立てる。
思春期、反抗期にマッチした過激な叫び、ファッションだった。
叫びたくなってきた。
アイ アムア アンティ クライスト!
アイ アムア アナーキスト!
デストロイ!
盆過ぎて、残り少なくなった夏休みの昼下がり、
だらけた倦怠の中で、煙草をふかしながら聞いた。

アル中から復活したクラプトンの、肩の力が抜けた名盤である。
コルトレーンをちょっとかじったぐらいで、ほとんどジャズには縁が無かったが、
きっかけは何だったか、なぜか大学の頃これをよく聞いた。
ウォッカのBGMだったのか。気をつけないと眠ってしまう。

就職した頃、オランダのどこかで転落して亡くなったと聞いた。
ちょっと悲しくなった。
大学時代これも良く聞いた。
酒を飲むようになると、こういうのが良くなるのかもしれない。
輸入版のアンソロジーというのもあった。

Never saw my hometown till I stayed away too
long
And I never heard the melody, till I needed a song
ふるさとは遠きにありて思うもの
そしてかなしくうたうもの
いろいろ寄り道しても、やっぱりとどめはビートルズ。
初めて聞いたのもビートルズ。
釣はヘラに始まってヘラに終わる。
山は九重に始まって九重に終わる。
ロックはBeatlsに始まってBeatlsに終わる。
ビートルズのアルバムはどれも良く、甲乙付け難しだが、
解散後も含めると答えが出てくる。

シンプル&ヘビー 強烈な一枚である。
解散した後の曲を聴くとよくわかるが、ポールはメロディメーカーだった。
革新性、メッセージ性、オリジナリティ、どれをとってもビートルズはジョンレノンだった。
imagine there is no countries
国がなくなり、世界が一つになり、戦争がなくなるのはいつのことだろうか。
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