済州島に韓国で一番高い山があるらしい。 世界遺産の漢拏山(ハルラサン 1950m)である。 Mくんと二人、初めての海外登山旅行へ出発。 福岡からアシアナ航空で午後1時に出発すると、1時間程度でチェジュ空港に到着。 韓国在住のSくんと合流。お久しぶり!相変わらずお元気の様子だ。 空港からバスで市役所付近へ行き、まずはホテルにチェックイン。 広々したバス付きの部屋が、なんと一泊三千円程度である。 タクシーで海鮮市場へ行く。魚の種類は日本とほとんど変わらない。 一夜干風のアマダイが多く、アワビなど貝もいろいろある。 日本のデコポンとよく似た柑橘が売ってあり、試すとなかなか美味い。 キムチの店に目星を付けて、三姓穴を見学し、晩飯は済州黒豚の焼肉。 ハイトで乾杯。黒豚を焼いて、ハサミで切って、野菜に巻いて食べる。美味い! 焼酎は「ハルラサン」。食べて飲んで一人千五百円程度だった。 なんて安いんだろう。円高のおかげだろうか。今こそ海外旅行のチャンスかもしれない。 翌朝、タクシーでバスターミナルへ行き、6時の始発で城板岳登山口へ向かう。 30分ぐらいで到着。既に大勢の人々で賑わっている。やはり韓国は登山ブームらしい。 木道、標識など、良く整備されたなだらかな山道を延々と登っていく。 植生は日本の中部高山とあまり変わらないように思われ、 中腹辺りからシラビソのような針葉樹林帯となった。 登ること4時間以上、ようやく山頂に到着した。デカイ噴火口の一角が頂上になっている。 雲一つない快晴で、海岸線が丸く眺められ、島であることが実感される。 唐辛子の利いた韓国のり巻きを食べていると、韓国人が日本語で話しかけてきた。 ジーパン姿などの我々を見て、自分のようにファッショナブルにすべきとのこと。 韓国の登山者の格好は、黒を基調としたアウトドアウエアが多いが、 どうしてもカッコイイとは思えない。国民性や流行の違いなのだろうか。 観音寺コースを下る。 こちらの方が景色は良いが急坂である。 登ってくる方は皆辛そうで、アニョハセヨ、挨拶するのも気が退ける。 途中、広い板張りの休憩場で休んでいると、ポカポカ陽気でついウトウトしてしまった。 大分下って、耽羅渓谷は紅葉が見頃で、黄色が多く、カエデも黄葉だった。 3時頃、登山口着。茶店に入り、登頂祝いにハイトで乾杯。韓国おでんもなかなか美味い。 タクシーでホテルに戻り、サウナに行って山の汗を流す。 今晩は海鮮鍋である。 ちょっと離れた郊外にあり、ホテルの主人に車で連れて行ってもらった。 出てきた鍋を見て驚いた。 色んな貝がテンコ盛りで、タコが動いている。 タイラギ、アワビ、サザエ、ホタテ、カキ、アサリ、ムールなど10種類ぐらい入っている。 海鮮鍋というか貝鍋である。 出来上がると、店員さんがハサミでチョキチョキほどよい大きさにカットしてくれる。 美味い!なんともうまい!話が止まり、皆パクパク食べた。 マッコリ酒も試すが、やはり焼酎「ハルラサン」が美味かった。 翌朝、目星を付けていた店でキムチを買い、 釜山を思い出させる軽食屋で豆腐チゲを食べ、空港へ。 Sくんと別れ、半分しか使わなかったウォンを円に戻し、土産を買って帰国。 山とグルメの充実した済州旅行だった。 |
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登山道は良く整備されている。 |
途中の休憩場 |
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ずっと奥のほうに山頂付近が見える。 |
シラビソのような針葉樹 |
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針葉樹と笹の林床 |
山道とMくん |
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山頂が見えてきた。 |
広がる針葉樹林帯 オルム(寄生火山がいくつも見える。) |
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山頂はもう少し。快晴 |
ずーとあった表示 日本の何合目か? |
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行き道の城板岳コース 距離は長いがなだらか |
帰り道の観音寺コース 距離は短いが急坂 |
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海岸線が見える。ここは島である。 |
デカイ山頂噴火口 |
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下り道 Mくん 天気も気分も最高 |
下りの観音寺コースは眺めが良い |
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下り ハルラサンの尾根 |
岩の砦 |
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途中のつり橋 Sくん |
耽羅渓谷のもみじ |
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秋の森の雰囲気 |
黄色が主調 |