忌宮神社から


2022.8.21

住吉神社


旅の当初の目的地、

長門の住吉神社に着いた。


大阪の住吉大社、博多の住吉神社

とともに「日本三大住吉」とされる。


長門一宮


三大住吉は全て各地の

一宮になっている。



「住吉大神の荒魂を祀る」

荒魂とは何だろう。


参道


本殿は国宝

1370年、長門守護大内弘世が再建


拝殿は重要文化財

1539年、毛利元就が建立


由緒書


主祭神は、住吉大神の荒魂

ほかに、八幡一族と建御名方


古代、神霊は荒魂(あらみたま)と

和魂(にぎみたま)の二つの霊魂

により成り立つと考えられていた。


荒魂は勇猛で果敢な御魂

和魂は穏和で徳ある御魂


日本書紀、

神功皇后の新羅出兵に当たって

「和魂は王の身を守り、

荒魂は先鋒として軍船を導く」

との記事がある。


ちなみに、住吉大神の和魂は、

大阪の住吉大社の祭神である。


今風のアニメチックな作品と思ったら、

歴史を背負った狛犬だった。


もともと愛嬌ある、しかも青銅製の

全国にも稀な狛犬だったが、

太平洋戦争の最中、軍需徴収された。


コンクリートで複製されていたが、

平成27年、青銅製に復元された。


階段を上っていく。


楼門から境内を望む。


楼門の天井に方位磁石


1700年祭紀念、明治34年

長府惣社町とある。


拝殿

参拝する。


これが国宝の本殿か~

年月の重み、品格と繊細さを感じる。


向かって一番左が住吉大神

あらためて、しっかり参拝する。


すみよっさん、あなたは一体何者なのか。

三兄弟は、オリオンの三ツ星か。

星を見つめる海人族なのか。


う~ん、洒落た造りだ。


東側の2神

何故ここに諏訪の神がおられるのか。



東神門の外にも社があった。

七社

有名な7神社を勧請した。

住之江と七社参れば総参り。


蛭子社


すみよっさんが来る前からの

地主神とのこと


事代主は大国主の息子、

すなわち出雲の神ではないか。


もともと出雲が治めていたのか。


田尻社

大宮司家(山田家)の祖神を祀る。


若宮社

穴門直の祖、践立(ほむたち)命を祀る。



日本書紀神功皇后紀によると、

住吉大神が皇后に、

「わが荒魂を穴門の山田邑に祀れ」

といわれ、践立命がそこに社を建てた。


その山田邑の社が、当社という訳だ。



さらに奥には大楠があったが、

スマホのストレージが

なくなり撮影終了。


長門の住吉神社をあとにした。



関門橋を渡り、予約しておいた

亀の井ホテル玄界灘へ。


オーシャンビュー

玄界灘

宗像の山々が見える。


部屋も露天風呂も玄界灘の

眺めが素晴らしく、

ゆっくりくつろぐことができた。


翌日、平尾台に寄って帰ることにした。


千仏鍾乳洞


中はひんやりして気持ち良く、

探検気分を楽しめた。


小石原の物産館のレストランで昼食。

ごぼ天がとてもビッグだった。


日田、小国を経由して家路についた。



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