2021.10.17

住吉神社


近いようで遠く、なかなか行けなかった

筑前の一宮を訪問。

まずは、すみよっさん。


駐車したのはお宮の裏だった。

表へ回る。



池があり、天津(あまつ)神社があった。

祭神は、イザナキ。


御神体?


天竜池から表参道


天竜池まで海水が満ちていた。

昔の船着き場だろうか。


表参道


地面が砂地で明るい。

昔は海浜だった。


末社の少彦名神社


石鳥居の奥に神門


年月の重みを感じる石鳥居


説明書き


祭神は、もちろん住吉三神。

底筒男命(ソコツツノオノミコト)、

中筒男命(ナカツツノオノミコト)、

表筒男命(ウワツツノオノミコト)。



ツツをめぐって諸説ある。


① 津(つ:港)+助詞(つ:の)とする説、

② 星、特にオリオン座の三ツ星とする説、

③ 海蛇とする説などがある。



①の津は、墨江(住吉)の位置から、説得力がある。

しかし、名詞の「つ」と助詞の「つ」を、

「筒」の一字で表現する難点が指摘される。


②の星は、海人の羅針盤であり、

三神が三ツ星と重なり、

夕星(ゆうづつ)といった読みもあり、

魅力的な説である。

しかし、オリオンは冬の星座で、

夏の夜空にあまり見られないのが難点。


③の蛇は、ツツが蛇を意味する古語であり、

筒男は海蛇の刺青をした男のこととする。

そして「潜る」ことを、今でも「スム」と言い、

墨江(すみのえ)は海蛇の刺青をした男たちが、

潜って魚や貝を突く入り江のことという。


なお、宗像は胸に、緒方は背尻に蛇の刺青を、

安曇は目の周りに刺青をした海人とする。



どれもありそうな説で、ツツの由来は難しいが、

いずれも海に関係することでは同様だ。



1821年の古図。

現在とほぼ同じ配置。

一夜松もある。



年季の入った扁額



摂津、長門の一宮も、住吉神社。


筑前一宮の住吉神社は、

全国に約2千ある住吉神社の始源とされる。



古図の絵馬があった。

鎌倉時代の地図らしい。

湾の奥の突起しているところが住吉神社。


陸地と砂州に包まれた天然の良港だろう。



神事が行われていた。



本殿は重要文化財

1623年、黒田長政により再建された。



狛犬

目が漫画っぽい。



鬼縛り石

追儺祭(おにやらい)で鬼を縛り付ける石。

儺は、鬼(疫神)を追い払うこと。



荒熊白髭稲荷神社の鳥居を潜る。


祭神は外宮の神とされている。


本殿の上部が見える。


拝殿に戻って来た。


広い敷地。

周辺にはビルが立ち並ぶ。


駐車場へ戻る途中、

恵比寿さまが祀ってあった。


五風十雨、天下太平


可愛い恵比寿さま


すみよっさんをあとにして、

近くのくしださんへ向かう。


櫛田神社へ