隋書


636唐の時、魏徴らによって編纂された。

その中の倭国伝に、阿蘇山の記述がある。


「有阿蘇山其石無故火起接天者俗以為異因行祷祭

有如意宝珠其色青大如鶏卵夜則有光云魚眼精也」


(阿蘇山がある。 ゆえなく噴火し、天に接す。

人々はこれを異変とし、祈祷祭祀を行う。

如意宝珠がある。 青色で、鶏卵くらいの大きさで、夜光る。

魚眼の精と云われている。)


日本最古の火山に関する記事であり、火山祭祀の記事である。

東アジアでは古くからきこえた名山であり、

古くから祈祷祭祀が行われていた。


この場合の祷祭は、次に如意宝珠とあり仏教だろうか。

それにしても青、夜光、魚は火口池をイメージさせる。



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